あらすじ
――太陽は闇に呑まれ、月だけが孤独に残される。
だが、新たな光が生まれし時、その光は月と共に昇り、再び世界へ希望をもたらすだろう――
幾つもの時代を越えて語り継がれてきた予言。
だが、それがいつ訪れるのか、本当に訪れるのかを知る者はいない。
アウエルは、どこにでもいる平凡な冒険者だった。
“選ばれし存在”に憧れる者たちとは違い、彼は予言など信じていない。
彼には、彼自身の目的がある。
しかし、ただの討伐依頼のはずだった任務で、彼は“本来あり得ない何か”へと足を踏み入れる。
ギルドですら説明できない異変。
消息を絶つ冒険者たち。
そして、静かに動き始める影。
やがてアウエルは知ることになる。
問題は、“誰が予言を果たすのか”ではない。
――その予言は、本当に果たされるべきものなのか。