あらすじ
高校二年生の神谷湊には、ずっと隣にいる幼馴染がいた。
明るくて、距離感が近くて、周囲からは恋人みたいだと勘違いされる存在――雨宮凛。
けれど二人は、“あと一歩”を踏み出せないまま、いつもの日常を続けていた。
そんなある日。
凛が突然、教室で倒れる。
知らされるのは、助かる見込みの薄い病気だという現実。
絶望の中、病室で湊の前に現れたのは、“白い死神”だった。
「彼女を救う方法はある」
ただし、その代償は――
彼女の病を引き受けること。
そして。
『君を救うたび、彼女は君を忘れていく』
少しずつ。
確実に。
大切な人の記憶から、自分という存在が消えていく。
それでも湊は、彼女を救うことを選んだ。
これは、
忘れられていく少年と、
それでも彼を好きになってしまう少女の、
切なくて、優しい恋の物語