あらすじ
松岡美沙は、ごく普通の女子高生。
13年前に両親が失踪したものの、平穏な日々を送っていた。
だが、学校帰りに現れた不気味な紙によって、
幼馴染の崇宮天(たかみやそら)と共に、残酷な異世界へ続く門へと吸い込まれていった。
異世界に降り立った美沙を待っていたのは、天との離別。
そして、空から降り注ぐ美しくもおぞましい異形──”天使”の軍勢だった。
絶体絶命の危機の中、美沙は天使に追われる一人の少女と遭遇する。
満身創痍でありながら、傲岸不遜な強い意志を宿した銀髪の少女──ヴァミリア
彼女はこう問いを投げかけた。
「選んで。このまま野垂れ死ぬか、アタシと共に戦いの道へ進むか」
生き延びるために交わした、魂の契り。
美沙の肉体にヴァミリアの魂を宿す『一体化』を果たしたとき、少女の手に、絶望を切り裂く鎌が握られた。
美沙は、ヴァミリアと旅をする中で異世界で起きた悲劇を知ることになる。
その悲劇に巻き込まれた、異世界の国の王女たち。
彼女たちもまた、救いを求め、戦い続けていた。
そして、すべての元凶である天使の“真実”を知ったとき、美沙は何を見て何を考えるのか――。
これは、全てが失われた世界で
”誰かと生きる”ことを選んだ少女たちの物語。