あらすじ
朝の七時半。佑樹も、陽菜も、凪も、同じ時刻に布団の中にいた。
三人は、同じ「不登校」と呼ばれていた。でも、学校に行けない理由は、三人それぞれ違った。
何が起こるかわからない予測不能なこわさ。失敗して笑われる恥のこわさ。守ってくれるはずの大人に、守ってもらえなかったこわさ。
そして、子どもの隣で揺れ続ける、親たちのこわさ。
「なんで行けないの?」という問いに、答えはひとつじゃない。
ASDの子には勇気ではなく情報を。ADHDの子には努力ではなく逃げ道を。トラウマの子には励ましではなく時間を。——児童精神科医・賀来によるあとがきを収録。
渦中にいるすべての親子へ、そして子どもたちに関わるすべての大人へ。