あらすじ

軽音部に入った春、先輩のギターケースに同じ推しのアクキーを見つけた。 それだけのことで、胸に何かが灯った。恋とも呼べない、妄想とも違う——ただ「始まる」という静かな確信。 先輩は翌春に卒業した。何も始まらなかった。だから何も終わらなかった。 あの予感は正しかったのか。十年経った今も、私には答えがない。 でも最近思う。予感というのは、当たり外れで測るものではないのかもしれない、と。

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小説を読もう2026/05/21
  • 現在の作品読切短編 灯りの名前を知らないまま