あらすじ
架空都市シャングリラ。そこは、マフィア、闇金融、汚職警官、殺し屋たちが暗躍する無法地帯だった。昼夜を問わず銃声が響き、路地には血が流れる――だが、その“後始末”を請け負う者たちがいる。
主人公・中川ジンは、裏社会専門の“掃除屋”だ。彼の仕事は殺しではない。マフィア同士の抗争で生まれた死体や血痕、証拠を消し去り、事件そのものを“なかったこと”にすることである。冷静沈着で皮肉屋のジンは、誰にも深入りせず、この腐った街で静かに生きていた。
そんな彼の相棒として働くのが、不動美玖。借金を背負い日本から逃げてきた少女で、現在は闇金業者からの“預かり物”としてジンの事務所に住み込んでいる。死体にも銃撃戦にも慣れない彼女は、危険な仕事に怯えながらも、少しずつシャングリラの闇へ足を踏み入れていく。