あらすじ
温暖な大国の王都で、夜にお声がかかった劇団の看板女優。
待っていたのは、人を寄せ付けない高位貴族ではなく、翠緑石《エメラルド》の瞳を持つ無邪気な男だった。
「いつか一緒に世界を旅しよう」 夜ごとの甘い戯言を、現実的な娘は苦笑で聞き流していた。
しかし、大役を押し付けられ、近く戦争が始まると告げられた最後の夜。
「もし僕が帰ってこられなかったら、この指輪を売って生活を守って」と弱気なプロポーズをしてくる彼に、娘は完璧な強がりの笑顔で、命懸けの覚悟を突きつける――。
これは、気高き看板女優と、最期の瞬間まで約束を守ろうとした総司令官の、美しくも切ない愛の軌跡。
初投稿です。
よろしくお願いいたします。
【作者より読者様へ】
※本作は「小説家になろう」の規約に基づき、一部戦後の残酷な描写が含まれるため【残酷な表現あり・R15】に設定しております。
※また、身分差のある男女の過酷な運命、および命の誕生(妊娠)に関する文学的描写が含まれます。
苦手な方はご注意の上、一つの物語としてお楽しみいただけますと幸いです。