あらすじ

高校生岐阜昌志は、古本屋で著者名が「岐阜」とだけ書かれた百円の本を買う。 その本は、未来の自分が書いた自叙伝だった。 昌志は本に書かれた幸運だけを拾い、不幸を避ければ人生をうまく進められると考える。実際、福引の一等や落とし物の謝礼を手にし、本を便利な道具として使い始める。 しかし、避けた不幸は消えず、少しずつ溜まっていく。 やがて本の文字は黒ずみ、幸運は小さく、不幸は重くなっていく。捨てても戻ってくるその本は、昌志自身の未来そのものだった。

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小説を読もう2026/05/21
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