あらすじ
アメリカのとある企業オフィス。
過酷な残業、セクハラ、いじめ——追い詰められた一人の女性社員が、自ら命を絶った。
だがその日を境に、オフィスで不可解な事故が起き始める。
誰もいないはずの通路を“動く椅子”。
エレベーターのボタンに付着する、毎日拭き取られるはずの“赤い汚れ”。
そして、ひとり、またひとりと消えていく社員たち。
残業は一一一死ぬまで続く
それは偶然ではなかった。
彼女が最後まで座っていた“オフィスチェア”——
その椅子は、すべてを覚えていた。
足を砕き、腕を折り、動けなくした人間を座らせ、屋上へと運ぶ。
そして静かに、突き落とす。
標的はただ一つ。
あのオフィスにいた、すべての人間。
これは事故ではない。
終わらない業務でもない。
——復讐だ。
ブラック企業で自殺した女性の椅子が、社員を一人ずつ“事故に見せかけて”殺していく、
そして、椅子は今日も静かに転がる。
次の“残業者”を探して。