あらすじ
ポストアポカリプス風現代ファンタジーVRMMORPG【バグナライズ・ナインガルド】のサービス終了当日。メインキャラの【アサヒ】で運営公認のチートモードで最後のボスラッシュを遊び尽くし、マイホームであるトラムでサポートAIの【マリリン】と会話をしていると、突然暗転し俺だけ取り残されてしまう。
自称元神様の名無しさんをゲームマスターからのアンケートと思い込み、俺は一つの要望を出した。
もし新作に引き継ぎができるのなら、自分のキャラの【アサヒ】と【マリリン】の設定データが記されたプロフィールノートを準拠にして欲しいと。
暗転が解除された先は見知らぬ世界だった。新作の先行体験版とまた勘違いし、このキャラで最後の戦いかも知れないと大暴れした結果、闇堕ちしそうな一人の狼耳少女を助ける。
話を聞くに、様々な力を持つ魔導書が存在し、災厄をまき散らす終末ネタを巡っての異能バトル真っ最中。しかも、俺がその一冊持ちで、ラスボス候補の可能性があるらしい。
リアルではなくネトゲの俺で異世界転移しようが、ポストアポカリプス風現代ファンタジーから異世界ファンタジーに世界観が変わろうが、やることは変わらない。
光の暗殺者として、異世界を攻略していくだけ。名無しさんに出した要望は聞き届けられたのか、ステ&スキルカンスト、装備フルカスタム、アイテム持ち越し、トラム&AIのマリリンも付いての公式チートモードは継続中。
……でも、ネトゲではリアル事情でソロメインだったから、今回はパーティーを組んでトラムで異世界を巡るのもいいかもしれない。だって、この世界は隠れ潜む必要がないんだから。