あらすじ
みなさんは「まんじゅうひろた」という唄をご存知だろうか。
東北地方の山間部に伝わる、一見ありふれた子供の数え歌。
昭和中期、そのルーツを追う最中に突如として姿を消した異端の怪奇小説家・烏丸密。
――彼が墓地から拾い上げてしまった、本当の「満呪」の意味とは。
本稿は、その奇怪な童歌の歴史と伝承を淡々と記述した、ただのオカルト考察記事である。
だから、どうか安心して読み進めてほしい。
ただし。
画面をスクロールするその指を、文字を目で追うその脳を。
誰が、何のために利用しようとしているのか。