あらすじ
十八歳になると、人は必ず“能力”を授かる。
能力にはE〜SSSまでのランクが存在し、その格差は人生そのものを決めていた。
能力学園へ入学した黒峰悠真もまた、運命の日を迎える。だが、測定水晶に映し出されたのはランクでも能力名でもなく――
『ERROR』
教室は爆笑に包まれ、教師ですら「測定不能の欠陥能力」と切り捨てる。
だが模擬戦で一方的に叩き潰された瞬間、悠真は“相手の能力”を理解してしまう。
そして次の瞬間、本来使えるはずのないその能力を再現した。
他人の力を観測し、理解し、再現する空欄能力。
それは才能だけで支配された能力社会を、根底から壊していく力だった――。