あらすじ
「この部屋、出るらしいですよ」
そう言われて契約した、家賃二万八千円のボロアパート。
風呂はぬるい。壁は薄い。エアコンは人格を失っている。
でも本当にヤバかったのは――
“俺”が出ることだった。
ポテチを食い散らかした俺。
告白しなかった俺。
筋トレ三日でやめた俺。
深夜に犬動画見て泣いた俺。
厨二病だった俺。
全部、俺。
六畳ワンルームに、人生の黒歴史が物理存在として押し寄せる。
うるさい。狭い。片付かない。
しかも全員、家賃を払う気がない。
毎晩開かれる「人生大反省会」。
笑って誤魔化してきた後悔。
言えなかった言葉。
帰ってこなかった人。
これは、
過去の自分たちに取り囲まれながら、
それでも“今の自分”を生きる話。
……なのに最後は全部ぶっ壊れる。
感動を返せ。
でも、なぜかもう一回読みたくなる。
超自己完結ナルシスト幽霊コメディ、開幕。