あらすじ
転生した元・最強軍師レインには、
たった一つの願いがあった。
――もう目立ちたくない。
前世では、
戦えば勝ち、
策を巡らせれば国が滅びた。
その才能を恐れられ、
最後は味方に毒殺された彼は、
今世で“無能”を演じて静かに生きることを決意する。
……はずだった。
壊滅寸前の辺境砦。
兵力差は四百対五千。
誰もが諦めた戦場で、
レインは“たった数分の会話”だけで敵軍を撤退させてしまう。
その日から。
敵国は彼を恐れ、
味方は勝手に深読みし、
王都は正体を探り始める。
「俺は平和に暮らしたいだけなんだけど」
しかし、
口が回りすぎる男に、
平穏は訪れない。
これは、
“無能”を演じたい最強軍師が、
世界を勘違いで支配してしまう物語。