あらすじ

海人の園ポセイドニアにあるトリトニアの王子キンタは去年成人して現在十五歳。赤の剣の守人を目指すべく赤科で勉学中の身だ。 現国王オスカー三世の嫡子ではあるが、トリトニアは単純な世襲制ではない。 守護神であるトリトン神に認められなければ国政を司る頂点の赤の剣の守人、即ち国王にはなれないのだ。 しかも彼の父は上位の者を六人スキップして王位に就いた傑物、姉も滅多に現れることのない癒しの力を持ち、その連れ合いである義兄も混血でありながらトリトニアに来て二年で青の剣の守人に任ぜられた英雄であった。 常人に非る縁者に囲まれて育ったキンタは本心では赤の剣の守人にはなりたくない。 なりたくないが、王族の一員として生まれたからには赤科で修行するのは責務だった。 そして父からも修行の一環として外交メンバーに加えられたのだ。 行き先は国を一つ隔てた遠距離にあるオクタリア。武術大会開催のための技術指導に招聘されていた。 一行のまとめ役は義兄でもある青の剣の守人一平。キンタがこうありたいと願う憧れの存在だ。 オクタリアに向かう森の中で、一人食料の調達に出たキンタは一人の少女と出会った。

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小説を読もう2026/05/21
  • 現在の作品トリトニアの伝説 外伝13 王子と王女