あらすじ

恋をすると、不思議なことが起きる町、月待町。 告白の手紙は白紙に戻り、片思いの髪には星が咲き、失恋した人は晴れた日にも雨に濡れる。 日向こよみには、昔からひとつ困ったことがあった。 誰かを好きになりそうになると、その人の“大事な言葉”だけが聞こえなくなるのだ。 ある日、聞こえなかった言葉の謎を追って、こよみは丘の上の時計塔へ向かう。 そこで出会ったのは、少し意地悪で、少し不器用な時計塔の魔法使い、時守蒼夜。 彼は恋に迷う人々を導きながら、自分自身の大切な記憶だけを失っていた。 四時十二分で止まった時計塔。 月白色の古い手帳。 半分の月の日に交わした、幼い約束。 そして、こよみにだけ聞こえない、蒼夜の“大事な言葉”。 忘れていた約束がよみがえるとき、止まっていた初恋の時間が動き出す。 少し不思議で、少し切ない、少女マンガみたいな恋物語。

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小説を読もう2026/05/21
  • 現在の作品月待町の恋時計 1 ~好きな人の言葉が聞こえなくなる町で~