あらすじ
人類防衛機構《アーク》に所属する機械兵・ユウの任務は、“怪異”の調査と排除。
霧に覆われた廃都市。
存在しない駅へ向かう列車。
深夜だけ鳴るはずのない校内放送。
記録映像にだけ映る黒い影。
世界各地では、説明不能の異常現象が発生していた。
《怪異災害》
そう呼ばれるそれらは、人類を脅かす危険存在として処理されている。
上層部の命令に従い、ユウたちは危険区域へ赴き、怪異を調査・殲滅していく。
だが任務を重ねるうち、ユウは世界の“違和感”に気づき始める。
なぜ怪異は、自分たちを避けるように行動するのか。
なぜ消えた隊員の記録は最初から存在しなかったことになるのか。
そして、なぜ誰も“人間”を見たことがないのか。
やがてユウは知る。
怪異とは、世界のバグではない。
人類滅亡によって歪んだ“現実そのもの”だということを。
そしてその中心には、すべての始まりとされる禁忌区域――
《きさらぎ駅》が存在していた。
戦いの果てにユウが最後に辿り着くのは、
崩壊した世界の真実と、静かな星空だった。