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あらすじ
――気が付いたらボクの手の中には、苦い記憶しか残っていなかった。 とても甘い記憶、幸せだった記憶の多くは、指の隙間からするりと零れ落ちてしまっていた。 思い出そうにももうおぼろげで、もう戻ることはないだろう。 これはボクの手の中に残った記憶と向き合うための忘備録。
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