あらすじ

辺境の変人魔法使いリネット・フェルは、王都の魔導書庫とふかふかの寝台と甘い菓子に憧れていた。 自作の転移陣を起動したはずが、なぜか王宮の召喚陣に巻き込まれ、目を覚ますと公爵令嬢エレオノーラの身体に入っていた。 しかもそこは、王太子がエレオノーラを「魔法も使えない役立たず」として断罪している真っ最中。 けれどリネットは、床の召喚陣を見て首を傾げる。 「魔法が使えないんじゃなくて、床の陣が間違っています」 測定水晶も、聖女の奇跡も、王宮式の訓練記録も、断罪式そのものも。 確認してみれば、壊れていたのはエレオノーラではなく、王宮式を正しいことにして進める断罪の方だった。 正義のためではない。 ただ、燃えそうなものと、詰まっているものと、痛そうなものを放っておけないだけ。 辺境魔法使いの実用主義が、王宮式で固められた断罪理由を、一つずつほどいていく。

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カクヨム
カクヨム2026/05/20
  • 現在の作品辺境魔法使い、悪役令嬢の断罪式に召喚されました~魔法も使えない役立たず? 王宮式が下手なだけでは?~