あらすじ
暴走族の元リーダーだった黒崎レンは
雨の夜、高速道路で事故死した
――はずだった
次に目を開けた時
彼は《ネメシス》という灰色の異世界へ転生していた
空には巨大な裂け目
地上には魔物《灰獣》
そして世界各地に存在する謎のダンジョン
レンはそこで
魔物の灰を吸収して成長する異質な能力《灰喰らい》を得る
だがその力には代償があった
灰を喰らうほど
他人の記憶や感情が流れ込み
少しずつ自分自身が壊れていく
それでもレンは進む
奴隷として捨てられた少女
世界に裏切られた聖女
嘘しか信じられなくなった情報屋
居場所を失った者たちを仲間にしながら
やがて《アーク》という組織を作り上げていく
しかし
ダンジョンを攻略するたび
世界から“何か”が消えていく
国
記憶
季節
空の色
そして人々は
消えたことすら忘れてしまう
この世界はなぜ壊れているのか
ダンジョンとは何なのか
灰の果てでレンが辿り着く
世界最大の秘密とは――