あらすじ
「戦闘の役に立たない鑑定士など我がギルドには不要だ!」
国最大のダンジョン開発コンツェルンから、無能と罵られ追放された青年・レイ。
失意のまま実家の『街の小さな不動産屋』に戻った彼は、国が処分に困っていた【攻略済み・モンスターも宝箱も出ない巨大地下ダンジョン】をタダ同然で引き取ることに。
「……周囲からは破産確定のゴミ物件と笑われた。だが、俺の目が覚醒する」
空間と土地の価値を見抜くユニークスキル『不動産・構造鑑定』が発動!
【年中室温18度一定】【耐震性無限】【魔力駆動で電気代タダ】
──そこは、地上のどんな一等地よりも完璧な「超・優良物件」だったのだ!
行き場を失ったドワーフやエルフを家賃格安で住まわせれば、地下に空前のハイテク異種族街が誕生。さらに、莫大なサーバー冷却費に苦しむ現代の巨大IT企業を誘致したことで、年間数百億円の家賃収入が転がり込む!
一方、焦った元上司やライバル不動産屋が「そのダンジョンを譲れ」と横柄にやってくるが、レイは不敵に微笑む。
「いいですよ。代わりに、もうすぐ魔力崩壊して消滅する『本当のゴミダンジョン』を10倍の値段で売ってあげますね(現状有姿渡し・免責事項アリ)」
戦う才能ゼロの元・無能鑑定士が、法律と契約書を武器に世界経済を裏から支配していく、前代未聞のダンジョン不動産経営ファンタジー、ここに開幕!