あらすじ
「主人公の動機が薄い。ヒロインはただの置物。第1話で村を焼かない敵幹部はクビだ!」
——打ち切り寸前のテンプレ異世界を、リストラおっさん編集者が『赤ペン』で覇権コンテンツに大改造!?
【あらすじ】
大手出版社で15年間、異世界テンプレ作品を300冊担当してきた副編集長・赤田修司(45歳・バツイチ)。
ヒット作は出したが「歴史に残る看板」を作れず、ついにリストラ宣告を受けた彼は、山積みのボツ原稿に押し潰されて死んでしまう。(※トラック転生ではありません)
目を覚ました先は、借金まみれのポンコツ見習い女神リリスが、たった3日で作った設定ガバガバな異世界『エターナル』。
神々向けの配信サイト「ゴッドチューブ」でPV(視聴回数)が稼げなければ、女神は過酷なマグローザ漁船(闇労働)へ送られ、この世界も打ち切りになってしまうという!
「お願いですぅ! 赤田さんの力で、この世界をランキング1位にしてくださいぅ!」
泣きつく女神からユニークスキル『赤ペン』を授かった赤田は、薄っぺらいテンプレ世界に容赦ないダメ出し(テコ入れ)を開始する。
・「正義のため」しか言わない空っぽな勇者
・「勇者様ぁ♡」しか言わない都合の良いヒロイン
・ 理由もなく露出狂みたいなビキニアーマーを着せられた氷の魔将軍
「お前ら、自分の『本当の欲望(エゴ)』を隠してないか?」
赤田の『赤ペン』は、キャラの性格や設定を書き換える最強のチート……かと思いきや、「本人が同意」しなければ効果がないという面倒くさい仕様だった!
反発する勇者、自我に目覚める魔王軍、そして路地裏で見つけた「真の主人公(エース)」。
キャラクターたちとの本気の『打ち合わせ(ダメ出し)』を経て、ただのテンプレ世界は誰も見たことのない熱狂の大河ファンタジーへと変貌していく——!
「見ててくれよ、陽菜(娘)。お父さんの、最後の仕事だ」
読者の不満を代弁する痛快メタフィクション×笑って泣けるお仕事ファンタジー、堂々