あらすじ
大手電力会社に勤務する真島護(まじま まもる)は、深夜の復旧作業中の漏電事故により命を落としてしまう。
――しかし、目覚めるとそこは異世界。手元にあるのは、愛用の耐電作業服と工具サックだけだった。
護が辿り着いたのは、大国の端にある『レムの村』。
そこは、蝋燭の火すら買えない貧民ばかりが身を寄せ合い、夜になれば魔物の咆哮に怯えながら、完全な暗黒の中で震えて過ごす「絶望の村」だった。
「夜が暗くて泣いてるなら、俺がインフラ作ってやる」
電力会社員の血が騒いだ護は、異世界の常識を覆す大改革に乗り出す!
豊かな自然を利用した【小水力発電所】の建設。
切り出した杉の木による【木柱(電柱)】の設置。
魔生物の素材を加工した【絶縁電線】の架線。
「魔法? 聖なる光? 違うな、これは『電気』っていう科学の力だ」
電気が通った瞬間、村の窓から一斉に温かい光が溢れ出す!
夜間の作業が可能になったことで、村の生産性は爆発的に向上。さらに護は、電気のパワーを応用した『スタンガン機能付きの槍』や『高圧電流の防壁』を開発し、村人たちは格上の魔物を安全に狩る術を手に入れる。
ただの貧民村が、国家すらひれ伏す【最強の魔導科学都市】へと変貌していく。
元電気工事士のプロの技術が、異世界の闇を真昼のように照らし尽くすインフラ無双ファンタジー、ここに開幕!