あらすじ

「ははっ、いつでも過去へ行ってこい。俺はずっとお前を待っているからな」 時間旅行――。遥か遠い過去への干渉、ましてや自分自身の根幹に関わる歴史の改変など、本来は決して許されざる禁忌だ。 だが、俺に迷いはない。 過去へ戻り、あの忌まわしい後悔をすべて帳消しにする。それだけが、俺の望み。 人生で最後となる、時間旅行の幕が上がった。 目覚めと同時に込み上げる、理由のない悲哀。 ――そして、ある残酷な事実を悟る。 何度繰り返そうとも、この世界には俺の名前など存在しないのだということに。 ならば、すべきことは一つ。 「自分の本当の名前を見つけ出し、この現実を冒険し尽くすこと」 あまりに単純で、あまりに途方もない旅。 これから先、待ち受ける過酷な運命を。 この時の俺はまだ、知る由もなかった。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/05/20
  • 現在の作品冒険をする理由は特にないんですが、趣味で時間旅行をしています