あらすじ
第一王子ラインハルトから、王宮の舞踏会で婚約破棄を言い渡された辺境伯令嬢アレクシア。
王子は「聖女」と呼ばれる少女エレナへ夢中になり、地味で冷たいと噂されるアレクシアを不要だと切り捨てた。
だが、誰も知らなかった。
王国全体を支える膨大な魔力を、辺境ローゼンベルク家が密かに維持していたことを。
婚約破棄を受け入れ、北の領地へ戻ったアレクシアは、代々封じられてきた女神の加護を解放する。
枯れた大地は蘇り、魔物は退き、領地は奇跡のような復興を遂げていく。
また、モフモフの白狼と、彼の呼び出した氷狼達が、彼女を守る。
一方、アレクシアを失った王都では魔力不足が発生し、聖女エレナの力も急激に弱体化。
混乱する王国へ現れたのは、隣国帝国の氷の公爵ヴォルフガングだった。
「聖女など偽物だ。本物は君だろう」
冷酷無慈悲と恐れられる公爵は、なぜかアレクシアにだけ異常に甘い。