あらすじ

北の魔大陸では、魔王 ノクス・ディアボロス が南の人間世界への侵攻の機会をうかがっていた。しかし南の大陸では、外敵を前にしてなお人間同士が争い続けていた。異端を裁く 聖王国ルクス・サンクトゥス、覇権を狙う ヴァルディア帝国、利と中立を重んじる 南部商業都市連合。世界は静かに、しかし確実に破滅へと向かっていた。 東方の島国 緋ノ国 の末裔である18歳の青年、ブラッド は、命を削って戦う禁忌の力「血気術」を受け継いでいた。その力は、三百年前に魔族に祖国を滅ぼされた一族が、復讐のために自らへ魔族の血を取り込んで得た呪われた力である。だがブラッド自身は、その力を誇りではなく呪いだと考えていた。血気術に頼らずとも戦える剣士になるため、そして一族の宿命と自らの生き方を見つけるため、彼は双剣を携えて南部連合の港湾都市グランポートで冒険者となる。 そこで出会うのは、禁忌の闇魔法を使ったことで教会から破門された元神官 リーネ・アストレア。百年もの封印から解き放たれた銀髪のエルフにして大精霊術士 シルフィーナ・エル=ルナフェリア。そして竜にも人にも居場所を持てなかった地龍の少女 ポルテ。 傷を抱えた四人は、互いに支え合い、血と魂を結ぶ「血契」によって力を覚醒させていく。だがその絆は、帝国の陰謀、教会の追跡、そして迫り来る魔王軍との戦いの中で、幾度も試されることになる。 これは、呪われた血を継ぐ青年が、孤独な仲間たちと出会い、復讐のための力を“守るための力”へと変えていく物語。 ――その血は呪いか、それとも絆か。 ダークファンタジー巨編『血契の双刃』、ここに開幕。

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小説を読もう2026/05/20
  • 現在の作品血契の双刃 ~その契約は、愛か呪いか~