あらすじ
動物好きで心優しい少女・アカリは、凄腕の獣医だった亡き祖母に憧れていた。
しかし、同級生からの心ない言葉で深く傷つき、その夢を諦めかけてしまう。
そんな夏休みのある日。
心の療養のために祖母の家を訪れたアカリは、廃病院のはずの『シノ動物病院』が、異世界「星降る森」と繋がっている秘密を知る。
そこではなんと、亡き祖母が“三毛猫の姿”で獣医を続けていた!?
以下、梗概となります。ネタバレがあるため、読者の方は読み飛ばしてください。
動物好きで心優しい少女・アカリは、凄腕の獣医だった亡き祖母に憧れていた。
しかし、同級生からの心ない言葉で深く傷つき、その夢を諦めかけてしまう。
そんな夏休みのある日。
心の療養のために祖母の家を訪れたアカリは、廃病院のはずの『シノ動物病院』が、異世界「星降る森」と繋がっている秘密を知る。
そこではなんと、亡き祖母が“三毛猫の姿”で獣医を続けていた。
傷ついた聖獣の様子に怯えるアカリだったが、「目の前の命を見捨てるのか」という祖母の叱咤に背中を押され、聖狼の子・ルークの手当てを成功させる。
これを機に祖母の助手となった彼女は、ルークと魂を繋ぐ「従魔契約」を結び、見習い魔法使いの少年・エレンと協力しながら、スライムやペガサスなど異世界ならではの聖獣たちを次々と治療していく。
自分の手で命を救う経験を通し、アカリは失っていた自信を少しずつ取り戻していった。
そんなある日、森に異変が起こる。黒い瘴気が押し寄せ、アカリを庇ったルークをはじめとする聖獣たちが次々と病に倒れてしまったのだ。
瘴気の元凶である巨大な「魔界植物」を止めるため、アカリはエレンと共に森の最深部へと向かう。暴れ狂う魔界植物を前にしたアカリは、祖母の『まずは観察する』という教えを思い出す。そして、それが倒すべき敵ではなく、苦しんでいる「巨大な患者」であることを見抜くのだった。
アカリはエレンやかつて助けた聖獣たちと連携し、巨大な植物から異物を抜き取って浄化の特効薬を流し込む「大手術」を見事に成功させる。
浄化された植物は本来の美しい「世界樹」の姿を取り戻し、森と動物たちは救われた。
夏休みが終わり、現実世界へ帰還したアカリの手には、異世界での絆の証である「七色の石」が残されていた。
過去のトラウマを乗り越え、大きく成長した彼女は、「世界一の獣医になる」という夢を新しい画用紙に力強く描き出し、星空に向かって笑顔を見せるのだった。