あらすじ
50歳の万年平社員・有働礼治は、いつものように終電で帰宅し、カップラーメンを食べている最中に心臓発作で突然死を迎えた。
……はずだった。
翌朝、目覚めた礼治の体は完全に若返り、空腹も疲労も感じない。
頭の中に流れ込んできた圧倒的な力により、精神は限りなく完全無欠になり、肉体と繋がる限り不老不死に近い状態を手に入れていた。
「もう、逃げない。退かない。」
そう決意した礼治は、その日のうちに31年勤めた会社を退職。
退職金をすべて資金に、ずっと夢だったラーメン屋『有働屋』を始めることを決める。
死んでから本気を出した50歳おっさんが、完全無欠の体と心で、ただひたすら旨いラーメンを作り続ける。
逃げも妥協もしない、静かで熱いラーメン屋開業物語。