あらすじ
2030年、世界中で謎の建造物、ダンジョンが出現した。内部を徘徊する敵対生物、モンスターの存在から、慎重な探索を行っていた各国政府であったが、ダンジョン内で新たなエネルギー源を見つけると、こぞって積極的な探索を行った。そして、十年ほどの月日が流れると、ダンジョンと人間社会は強く結びつくようになる。ダンジョン出現から七十年後には、ダンジョンを探索しモンスターを討伐することを生業とする探索者が、一般的な職業となっていた。田中功輝は、そんな探索者として企業に二十年勤めていたが、とうとう精神的に限界を迎え、退職することを決める。その後、フリーの探索者としてモンスターを討伐しつつ、日課の釣りを楽しんでいた。ある日、いつものようにダンジョン内の湖で釣りをしていると、竿が折れるほどの強い引きが起きる。一時間ほどの格闘の末、姿を現したのは、湖の主である巨大な龍であった。