あらすじ

神殿を追放された修復屋ノアには、ひとつだけ奇妙な力があった。 壊れた聖遺物の声が聞こえる。 病を癒せず、魔物も倒せず、奇跡も起こせない。 そんな「ハズレ祝福」しか持たない彼が流れ着いたのは、井戸が枯れ、鐘が割れ、祈りすら死にかけた没落聖都アルカ・レムだった。 ノアが壊れた噴水を直すと、百年ぶりに水が戻る。 割れた葬送鐘を直すと、忘れられた死者の名が響き始める。 だが、聖都の聖遺物は告げる。 この街は、かつて神を殺した。 街を直すことは、埋められた罪を掘り起こすことだった。 それでもノアは工具を握る。 今日を生きる人々には、水も、灯りも、眠れる夜も必要だから。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/05/19
  • 現在の作品ハズレ祝福【修復】しかない俺、神を殺した聖都を直すことになった