あらすじ
受験を目前に控えたある日――
私立・白鷺女子学院中等部三年A組の生徒達は、突如として空に現れた黒い裂け目に飲み込まれた。
次に目を覚ました時、彼女達は異世界で生まれたばかりの赤ん坊になっていた。
だが、異変はそれだけではない。
聞こえてくるのは、自分の声だけではなかった。
クラスメイト三十六人全員の意識が、一つの身体の中に存在していたのだ。
冷静沈着な優等生・天音皐月。
統率力に優れた学級委員・皇紫苑。
運動神経抜群の東雲彩葉。
人格を切り替えることで、それぞれの知識・才能・戦闘技術を扱える特殊権能《多重人格共有》。
三十六人で一人。
それは常識を超えた力であると同時に、世界の理から外れた“異常”だった。
これは、
三十六人で一人を生きる少女達の、
異世界転生物語。