あらすじ
――余命一年。
それでも彼女は、世界で一番綺麗に笑った。
母を亡くして以来、
どこか空っぽのまま生きていた高校生・神崎春人。
ある夏の日、
彼は病院の屋上で一人の少女と出会う。
病衣姿なのに、
誰より眩しく笑う少女――朝霧結菜。
「最近、ちょっとだけ生きたいんだ」
そう笑った彼女に、
春人は少しずつ惹かれていく。
何気ない会話。
夕焼けの帰り道。
炭酸の音。
手を繋ぐ温度。
止まっていた春人の時間は、
彼女によって少しずつ動き始める。
だが。
結菜には、
誰にも言えない“秘密”があった。
これは、
終わりが決まっている二人の、
ひと夏の純愛物語。