あらすじ

十年前、十三歳の俺は、魔王を斬った。 ──はずだった。 世界の誰一人として、もう覚えていない。 俺たちが世界を救ったことも、魔王がいたことも。 力も、名も、奪われた。俺自身ですら、半分は、忘れかけている。 ヴェルドリック王国の辺境、ブレッドハム郊外。二十三歳。 鶏舎の朝。放牧地での、乳搾りバトル。市場での、嫁話。 冒険者ランクは、底辺。何でも屋として、十年。 それで、いい。──そう、思っていた。 ところがある日。 半月前に突然出現した新ダンジョン「メル神殿」浅層・薬草採取の依頼を受けた俺は、扉の向こうで──。 ダンジョンに熱狂する祝祭の街の片隅で、力も名も奪われた元・英雄が、再び迫る魔王の影に気づいてしまった。 誰の記憶にも残らないまま、もう一度、この世界を救えるか。 哀愁コメディ × 王道ファンタジー。 朴訥な主人公の、温かい日常と、静かな運命の再起動。 全25巻完結予定。

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小説を読もう2026/05/19
  • 現在の作品忘れられた英雄ヘオルス〜俺が世界を救ったことを、誰も覚えていない〜