あらすじ
あらすじ
国家とは、
信用によって成立している。
通貨。
契約。
軍隊。
魔法。
その全ては、
人々の「信用」を基盤として動いていた。
辺境港湾都市で働く下級会計士レオンは、
ある日、
港湾組合の帳簿に存在しない輸送記録を発見する。
消えた税収。
偽装された軍需物資。
架空の傭兵契約。
それは、
国家規模の不正の入口だった。
追われるレオンは、
自身に眠る異能『信用視』を発動する。
契約の歪み、
粉飾された数字、
崩壊寸前の国家信用。
全てが、
彼の眼には視えていた。
やがて帝国監査局は気付く。
かつて世界を監査し、
七大財閥すら恐れた伝説の一族――
アルヴェイン監査家の生き残りが、
まだ存在していることを。
これは、
剣でも魔法でもなく、
“監査”によって世界を裁く物語。