あらすじ
王都の夜会で、侯爵嫡男のフィリップから「魔力の低い欠陥品」と婚約破棄されたエレナ。彼女の新たな嫁ぎ先は、国境を守る無口で冷酷と噂の辺境伯ライナルトだった。
愛されることを諦め、領民のために薬草園を耕すエレナ。しかし、夫の態度はいつも沈黙ばかり。「やはり必要とされていない」と孤独に涙し、離縁を申し出た夜、初めて夫の手が激しく震えた——。
実はライナルトは、裏で彼女のために奔走し、国宝級の「癒しの聖魔力」を持つ彼女を誰よりも誇りに思っていたのだ。言葉での愛し方を知らない夫と、愛を諦めていた妻。不器用な二人が王都で奇跡の大逆転(ざまぁ)を起こし、本当の言葉を紡ぐまでの王道溺愛ラブストーリー。