あらすじ
僕・水島渚(みずしま・なぎさ)は、高校入学早々ぼっち生活が確定した陰キャ男子。
そんな僕に、なぜか毎日のように絡んでくる先輩がいる。
相川翼(あいかわ・つばさ)。
銀髪ロングにピアス、制服を着崩したいかにもなギャルで、校内では「五十人の不良を返り討ちにした」「学校中のヤンキーを束ねている」など、物騒な噂ばかりが囁かれている怖い先輩。
けれど僕にとっての相川先輩は、怖い人なんかじゃない。
一人でいる僕を見つけては声をかけてくれて、重い荷物を当然みたいに持ってくれて、自分を卑下すると本気で怒ってくれる。周りからどう見られても気にせず、僕の隣に立ってくれる、かっこよくて優しい先輩だった。
一方、僕のクラスには校内一可愛いと評判の美少女・月島美咲(つきしま・みさき)がいる。
誰にでも優しく、いつもクラスの中心にいる彼女は、住む世界が違う存在。そう思っていたのに、月島さんはなぜか僕にだけ少し踏み込んでくる。毎朝の挨拶、昼休みの気遣い、そして放課後に向けられる意味深な視線。
相川先輩は、そんな月島さんの存在を本能的に警戒し始める。
「水島は、ウチとおったらぼっちちゃうやろ?」
僕を独占するように隣へ立つ先輩。
「今度、二人で話したいことがあるの」
天使みたいな笑顔で近づいてくる月島さん。
怖い先輩ギャルと、校内一可愛い美少女。
二人の間に挟まれた僕の日常は、少しずつ甘く、重く、逃げ場のないものへと変わっていく。
そしてある日、月島さんから告げられる。
それが本気なのか、嘘なのかも分からない、あまりにも残酷な告白を。
校内最恐と噂されるギャル先輩の曇り顔から始まる、激重純愛青春ラブコメ。