あらすじ
『植物種』——。
花、木、草、果実。
人類が植物の特性をその身に宿して生きる世界。
植物種育成指定校『東雲中央学園』へ入学した少年、
香瀬 樹(こうせ いつき)は、
目立たず、誰にも踏み込まれず、
静かに生きることだけを望んでいた。
『種族が勘違いされてもいい』と思う樹(いつき)
春になると、わずかに強くなる香り。
そして、決して他人へ明かせない“秘密”。
彼が何の為に素性を隠すのか。
彼が何を求めて人生を歩むのか。
仲間。
ライバル。
開花。
そして、“花屋”と呼ばれる学園の役割とは。
これは
「どう生きるか」ではなく
「どう咲くか」を描く物語。
『金木犀は2度咲く』
その意味を知る時
少年は一度、散る。