あらすじ
森の奥に住むソルティレージュはたいへん腕のいい魔法使い。純白の髪と赤い瞳の美青年だが、じつは彼の正体は一角の悪魔だった。優しい悪魔が森の魔法屋をおとずれる人々に幸福をもたらす、大人の恋愛ファンタジー。ときに甘く、ときに切ない連作短編集。最初の二話は西洋の童話などを元ネタにした話です。そのあとオリジナルに。全十二話。どれか一話だけ読んでもらえるならお勧めは三話の『白い花』か、七話『空高く』です。
※注 西洋では一角獣(ユニコーン)は警戒心が強く、処女や童貞にだけ心を許して近づいてくると言われています。ソルティレージュの設定は、それをちょっとエッチにアレンジしてあります。
登場人物
ソルティレージュ
一角獣の悪魔。銀の角の持ちぬし。ふだんは人間の姿に化身して、森の魔法屋として暮らしている。どんなに好きな人とでも、肌をかさねると興味が失われることが悩みの種。若く見えるが実年齢は数百歳以上らしい。
ポワーブル
ソルティレージュの親友。ゴブリンの王。醜いが心は優しい。
エメロード
金髪碧眼のものすごい美少年だったために、ポワーブルに見初められてしまった。作中通してもっとも美しく、あまりの美貌のため、まわりでトラブルばかり。
カボシャール
ソルティレージュの弟子だった人間の魔女。
シランス
ソルティレージュの同時代の人間の魔法使い。
マジノワール
ソルティレージュの兄。一角獣の一族のなかで最上位の金色の角を持つ。人間の娘と恋に堕ちて……。
アンフィニ
美しい雪の精霊。熱しすぎると体が溶ける。そのため、冬にしか体が存在しない。
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