あらすじ
かつて世界を救った最強の二人は、今、息子の親友に「敗北」し、真の愛を知る。
元聖女の母を持つ勇者のアルスと、元大魔導師の母を持つ聖職者のカイル。
二人は親友であり、そして「互いの母親が、暴力的な父に虐げられている」という怒りを共有する戦友だった。
「俺たちの母さんが、かつて互いを愛したように。今度は俺たちが、母さんたちを幸せにしよう」
息子たちの教育により、「理想の男性」へと育った親友同士による『母親の交換溺愛』。
アルスは知的なミリアの孤独を熱情で溶かし、カイルは慈愛のエルセを献身で癒やしていく。
親友の母親が、自分の息子に抱かれるよりも幸せそうな顔で、自分だけに縋り付いてくる……。
その背徳的な絆から生まれる未知の魔力は、旧時代の英雄たちを遥かに凌駕していた。
やがて帰還した父親たちに、変わり果てた(幸せになった)妻たちが冷たく告げる。
「私たちはもう、あなたたちのものじゃないわ。この子たちの愛で、一人の女にされたのだから」
家族を、愛を、そして世界を塗り替える「最強の四重奏」、ここに完結!