あらすじ

王立学園で雑用教師をしている俺には、肩書きだけはやたらある。 禁術管理局を追放された元監査官。 王国唯一の精霊式鑑定士。 侯爵家の分家から縁を切られた元貴族。 多い。自分でも面倒くさい。 で、そんな肩書きが今なんの役に立っているかというと、窓修理と備品整理と実習監督である。おかしいだろ。 ある日、王子が見守る聖女候補の浄化実習を押しつけられた。 使用停止の魔導具を使うと言い出したので止めたら、王子には無能の雑用教師扱いされ、聖女候補にはひどい先生扱いされた。 まあ、慣れている。 ただ、魔導具の中に禁術反応が出ていた。 これは慣れたくない。 昔の仕事の癖で止めたら、悪役令嬢扱いされている公爵令嬢だけが、俺の封緘を見て変な顔をした。 「先生、あなた本当にただの雑用教師ですの?」 違う。 と言うと長いので、今はそういうことにしている。 王子は懲りない。聖女候補も引かない。学園の備品からは、なぜか禁術反応が出る。 俺はただ昼休みまでに窓を直したいだけなのに、雑用がだんだん監査案件になっていく。

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小説を読もう2026/05/18
  • 現在の作品無能扱いされた王立学園の雑用教師、実は追放された王国唯一の精霊式鑑定士でした ~聖女候補の浄化実習で禁術を止め たら、悪役令嬢扱いの公爵令嬢に正体を見抜かれた~