あらすじ
「姉上は生きてるよ」
六歳で亡くなったおばけのヨハンは、姉の生存が国家機密に指定されていることなど露知らず移住者ロレッタにそう語った。
十六年前に姉弟とその母を死に至らしめたはずの悲劇、“ウィンゼル襲撃事件”とはいったいなんだったのか?
王太子の婚約者であったヨハンの姉が、なぜ亡くなったことにされているのか?
ロレッタは旧ウィンゼル侯爵邸の離れでおばけと仲良く暮らしながら、秘された過去を手探りで紐解きはじめる。
産まれ生きて死んでゆく片道限りの旅で、人はなにを得て、なにを残していくのか。
これは臆面もなく愛を謳い、夢見るために紡がれた、けして語り継がれることのないおとぎ話。
※他サイト様で先行連載中の作品です。
※残酷描写および流血描写は予告なく入ります。