あらすじ
「我が家の次男は、救えないクズの遊び人だ――」
武の名門・バンガード辺境伯家の次男デュークは、昼間は学校をサボり、夜は高級娼館で放蕩三昧の日々を送る「一族の恥晒し」として、王都中の貴族から蔑まれていた。
だが、彼ら(世界)は何も知らない。
デュークの本性が、失伝した暗黒魔法を操る**「世界最強のダークヒーロー」**であることを。
そして――彼を取り巻く家族の「異常な真実」を。
実は、デュークが最強であることは、厳格な父親も、優秀な騎士の兄ラインハルトもとっくに知っていた。
「この規格外の力を国(王家)に知られれば、デュークは一生、人間兵器として利用され尽くす」
そう確信した父親は、愛する息子を国から隠し、守るために、あえて彼を**「無能なクズ」として育てる国家規模のフェイク(過保護)**を仕掛けていたのだ!
兄が衆目の前でデュークを怒鳴り散らすのも、父親が裏で他家に頭を下げて回るのも、すべては彼に「自由」を与えるための完璧なカモフラージュ。
家族総出の圧倒的な過保護に守られながら、デュークは専属メイドのシャロンと共に、昼は道化を演じ、夜は仮面の執行者として、王国を脅かす他国の陰謀や裏社会の悪を容赦なく蹂躙していく!
「綺麗事の正義(ひかり)じゃ救えない場所がある。――だから俺が、悪の流儀で叩き潰す」
表の光で国を救う熱き英雄の兄と、裏の絶対的な闇で世界を統べる最強の弟。
お互いの素性を知った上で、あえて騙し合う最強家族の、痛快ダークファンタジー開幕!