あらすじ

「あらあら、まあ。そんなに怒っては、せっかくの春が逃げてしまいますよ」 殺伐としたデスゲーム系VRMMOの世界にログインしてしまったのは、札幌在住の100歳のおばあちゃん・キヨ。 運営が用意した「一年の怨念が物理攻撃を無効化する」という絶望の年末レイドイベント。全プレイヤーが絶望する中、割烹着に三角巾姿のキヨが手にしたのは、使い古した竹箒とバケツだった。 ​彼女が竹箒を振れば地脈の因縁が綺麗さっぱり掃き出され、巨大な洗濯桶で雑巾を絞れば、世界中の敵対フラグや罪悪感が洗濯物の匂いと共に消え去っていく――。 孤独な氷の少女を孫のように可愛がり、ラスボス候補の冥界の王には温かな「ぼたもち」を差し出す。おばあちゃんが「生活の知恵」を披露するたび、残酷なシステムは最高に心地よい「お茶の間」へと強制上書きされていくのだった。 これは、全人類の背中を優しく押し、世界のあらゆる絶望にそっと「二重の丸」を付けて回る、最高にお節介な100歳の隠居生活の記録。

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カクヨム
カクヨム2026/05/18
  • 現在の作品魔王城に隠居した札幌のおばあちゃん、あらあらの一言で世界の絶望をすべて煤払いしてしまう〜最強の魔族も勇者も、割烹着のポケットから出る生活の知恵とお裾分けには勝てなかった〜