あらすじ

妖怪は消えていない。 ただ、人間が夜道を歩かなくなっただけだ。 昔、のっぺらぼうは峠や橋のたもとに出た。 今は、加工アプリ、履歴書写真、SNSアイコン、監視カメラの顔認証に棲んでいる。 昔、口裂け女は「私、きれい?」と聞いた。 今は「本当のこと、言っていいの?」と聞く。 昔、餓鬼は飢えた亡者だった。 今は「やりがい」「自己責任」「成長」という言葉で、人の心を食べている。 昔、目目連は障子に目を浮かべた。 今はスマホ画面、街頭ビジョン、防犯カメラ、既読マークに目を浮かべる。 人間が変わったから、妖怪も変わった。 この物語は、そんな現代妖怪の事件を追う探偵の話。

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カクヨム
カクヨム2026/05/18
  • 現在の作品煙街妖怪探偵録 ―のっぺらぼうは顔を売る―