あらすじ
2094年、神戸沖に造られた人工島・碧海アイランド。国際的な海洋資源会議の開催を前に、日本政府はテロ計画の情報を掴んだ。
対応に当たるのは二つの組織だ。内閣府直轄特務機関・蠍蜂のエージェント、九条澪。そして警視庁公安部の桐島浩二。
蠍蜂は法の外で動く。公安は法の下で動く。同じ敵を前にしながら、二人のやり方は根本から違う。それでも互いを利用しながら、少しずつ信頼に似た何かを積み上げていく。
テロの背後に浮かび上がるのは、アフリカ・東南アジア・中東の三社が組む多国籍企業連合・ASR(アスラ)。資源利権を巡る国際的な思惑が、島を舞台に静かに動き始める。
そして澪には、桐島も知らない秘密があった。
法と国益の狭間で、見えない戦いが始まる。
本作は「SAHAGIN」と同じ2090年代の日本を舞台にした作品です。直接的なつながりはありませんが、同じ世界の出来事として描いています。碧海アイランドを読んでからSAHAGINへ、あるいはSAHAGINを読んでから碧海アイランドへ、どちらの順番でも楽しんでいただけます。