あらすじ
学会を追放された異端の魔物研究家・アルス。
彼の胸の奥で密かに脈打つのは、かつて友であった『最強のドラゴンの心臓』だった。
人類は天敵であるはずの魔物を狩り、その魔力を家畜や奴隷のように利用することで栄華を極めている。
命を道具として扱うことが常識となった狂った世界で、アルスだけは真っ向から異を唱え続けていた。
――人間と魔物。互いに知性を持つ二つの命を隔てる違いとは、一体何なのか
これは世界の理不尽に抗う一人の青年が、様々な人間や魔物との出会いと別れを経て紡ぐ、真実と叛逆の『研究日誌』である。