あらすじ
七年前。
世界的技術者にして慈善家として知られるエドワード・アークライトと、その妻エミリアは、紛争地域へ向かう輸送船上で謎の襲撃を受け死亡した。
公式発表は「武装勢力によるテロ」。
しかし息子のレオン・アークライトだけは、その説明に疑問を抱いていた。
父が死の直前に託したデータチップ。
そこには事故ではなく、計画的な暗殺であることを示す証拠が残されていた。
七年後。
二十二歳となったレオンは、莫大な財産と父の旧友たちの協力を得て秘密組織「ノヴァ」を結成する。
海上を移動する偽装貨物船ノマドを拠点に、巨大人型兵器ヴァルハラ隊を運用しながら、両親の死に関わった人物たちを追い詰めていく。
だが調査が進むにつれ、レオンは信じがたい事実に辿り着く。
父エドワードは被害者であると同時に、世界各地の戦争を激化させた軍事技術の開発者でもあった。
善意から生まれた技術は兵器へ転用され、多くの命を奪っていた。
父はその真実を公表しようとしたために口封じとして殺されたのだった。
一方、ノヴァの活動を追う連合軍には若きエースパイロット、アレックス・ローガンがいた。
正義感の強い彼はノヴァを危険な武装組織として追うが、戦いを重ねる中で世界の腐敗と父の残した真実を知っていく。
やがてレオンとアレックスは敵として出会いながらも、同じ真実を追う者として互いを認め合うようになる。
世界各国と巨大軍需企業による連合軍が結成され、戦いは全面戦争へ発展する。
その中で完成する最後の兵器。
単独飛行能力を持つ史上最強の機体――
オーディン。
レオンはオーディンに搭乗し、両親を殺した黒幕との最後の戦いに挑む。
しかしその先に待つのは復讐の達成ではなく、自らの父が残した罪と向き合う決断だった。
復讐か。
贖罪か。
真実か。
理想か。
戦争によって全てを奪われた青年が辿り着く最後の答えとは――。