あらすじ
気が付くと、そこは知らない部屋だった。
扉は開かず、窓もない。
代わりに存在するのは、柔らかな光と、理由の分からない安心感。
そこに集められた少女たちは、やがて気づく。
この世界では――魔法が使える。
けれど、魔法は「願えば使える力」ではない。
使うたびに、何かが削られていく。
進めば進むほど、幻想的な景色は美しくなり、
同時に「ここに残れば楽になれる」という囁きが強くなる。
安全な休息地。
優しい案内人。
帰らなくてもいい理由。
そして、初めて口にされる言葉。
――「ここに、残りたい」
この世界は、少女たちを閉じ込めているのか。
それとも、守っているのか。
答えを知るために、少女たちは扉を開ける。