あらすじ
小学一年生の大翔は、庭で大きなダンゴムシを見つけた。
指でつつくと丸くなる。ころころ転がすと、まるで小さなボールみたいだった。
そこへ、小学五年生の兄・亮太がやってくる。
大翔が見つけたダンゴムシを、亮太はうっかり踏みつぶしてしまう。
その夜、亮太の夢に現れたのは、自分の三倍ほどもある巨大なダンゴムシだった。
「お前を転がしてやる」
夢の中で、亮太はダンゴムシたちに転がされる。
けれど隣では、同じように転がされている大翔が楽しそうに笑っていた。
翌朝、兄弟は同じ夢を見ていたことを知る。
庭のすみで始まった、小さな虫と兄弟の少し怖い話。