あらすじ

やりかけのノーデスノーコンテニュー縛りの高難易度死にゲーも、読みかけの四桁ページに及ぶ小説のクライマックスだって乾きを満たしてはくれない。

 「暇だ……」

 そんな事を呟きながらベンチに腰掛け、青空を見上げた所でいきなり赤色に染まったりする筈も無い。危険な事象の発生確率は150%を越すセントラルシティと言えど、望んだタイミングで発生しないものだ。物欲センサーでも働いているのか疑いたくなるが、残念ながらそれが事実である。
 それはそれとして、

 「暴れたい! 何ならこの場で戦闘でも良い!!」
 「お? 運が良いな、アンタ。俺で良ければ丁度空いてるぜ」

 魂の叫びに反応する者は必ず居る。戦闘を促す内容は好意的に受け止められる事が多い。更に周囲の観客から参加者を募ってトーナメント形式での戦闘が始まった。冷笑する様な反応は特に無い。ただ面白そうだから付き合うと言う空気が流れていた。
 自己紹介など後回しにして、偶然居合わせただけの住民達は笑って武器を突き付け合う。それでいて待ち望んだアラートが鳴り響けば即座に休戦してその場に居合わせたメンバーで即席攻略班を結成し危険地帯へ突撃するのだが。

 珍しく騒動が無い日に焦点を当てたオムニバス形式。平和なセントラルシティから戦闘が無くなる日は間違いなく来ない。

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アルファポリス
アルファポリス2026/05/09
  • 現在の作品騒動解決中。 〜セントラルシティの住民達、高難度イベントで迷子〜 短編